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奥歯が噛むと痛い
奥歯を噛んだときに痛みを感じる場合、むし歯や歯周病、噛み合わせの問題など、さまざまな原因が考えられます。 放置しても自然に改善することは少なく、痛みが日常生活に支障を及ぼすこともありますので、早めにご相談ください。
奥歯が噛むと痛い主な原因
噛み癖（咬合性外傷）
歯ぎしりや食いしばりなどが原因で特定の歯に過剰な力がかかり、痛みを引き起こすことがあります。
むし歯
重度のむし歯では、エナメル質が溶けて神経に近づき、痛みが発生します。 特に奥歯はむし歯になりやすいため、早期診断と治療が重要です。
親知らず
斜めや横向きに生えた親知らずが隣の歯や歯ぐきを圧迫し、痛みを感じることがあります。必要に応じて抜歯が検討されます。
歯周病や歯肉炎
歯周病や歯肉炎が進行すると、奥歯に痛みを感じる場合があります。進行を防ぐため、早期の治療が必要です。
上顎洞炎（副鼻腔炎）
上顎洞炎は上顎骨内の空洞部分で炎症が起こる状態で、奥歯の痛みを伴うことがあります。
歯の根のトラブル
歯根膜炎
歯と骨を繋ぐ組織（歯根膜）の炎症により痛みが発生。
根尖性歯周炎
歯根の先端に細菌が感染し炎症が起きた状態。
歯根破折
歯根がひび割れたり折れたりすることで痛みや違和感が生じる。
歯根嚢胞
むし歯が原因で神経が壊死し、歯根の先端に膿が溜まることで痛みが発生。
【奥歯が痛いときの応急処置】
患部を冷やす
痛みがある部分を布で包んだ氷で冷やします。ただし、直接当てたり長時間冷やし続けると低温やけどを起こすことがあるので注意してください。
鎮痛剤を服用する
市販の鎮痛剤を服用して一時的に痛みを抑えますが、症状が改善しない場合は必ず歯科医院を受診してください。
口をゆすいで清潔を保つ
ぬるま湯を使って口をゆすぎ、清潔な状態を保つようにしましょう。冷水は痛みを増幅させる場合があるため避けてください。
奥歯が痛いときにやってはいけないこと
体を温める
入浴や運動で体を温めると血流が促進され、痛みが悪化する場合があります。
患部を刺激する
舌や指で痛む箇所を触ると、さらに痛みが強くなる恐れがあります。
奥歯が痛む場合は歯科医院へ
奥歯の痛みはむし歯や歯周病、親知らず、歯の根の問題など、さまざまな原因が考えられます。放置すると症状が悪化し、治療が困難になる場合もあります。「一時的な痛みだろう」と自己判断せず、早めに歯科医院で診察を受けることをおすすめします。
